「1830年より続く酒造り」
富士高砂酒造は、全国に1300ある浅間大社の総本山「富士山本宮浅間大社」の すぐ西側にございます。山中正吉翁がこの地に酒蔵を構えたのは、 1830年(天保元年)。以来、ひと時も休むことなく、100年かけて自然の濾過を 施された富士山伏流水と、能登杜氏の伝承技術で日本酒を醸しております。
「高砂の名の由来」
能の中には「松は緑」を謳うものが多くあり、特に謡曲「高砂」の相生の松、 松は緑に感した初代正吉が「高砂」の銘を戴いたと言われています。 謡曲「高砂」は結婚式でよく謳われる「高砂や、こ乃浦船に帆をあげて 月もろともに…」との歌詞の船出した夫婦がいつまでも仲睦まじく老いていく 内容の謡です。創始の当時、天保年間は世相が暗く飢餓が続いた頃で 初代正吉は清めや和に使われる酒にこの意を込めたそうです。